2025年8月初旬からChatGPTの複数バージョン(GPT-4やGPT-3.5など)が選べなくなり、「ChatGPT-5」だけがメインとなったことで注目を集めています。
「GPT-4oやminiなどが消えたけど前のようにバージョンを選択して戻す方法は?」
「なぜ複数のバージョンを選べなくなってしまったの?復活はしない?」
など、気になっている方も多いですよね。
そこで今回は以下の内容で記事をまとめたので、ぜひ最後までご覧ください!
▶【ChatGPT4o】復活させる方法
▶複数のバージョンを選べなくなってしまった理由
▶【ChatGPT】今後の展開
【ChatGPT4o】復活させる方法
さっそく、ChatGPT4oに復活させる方法について見ていきましょう!
具体的な手順は以下のとおりです。
1.ChatGPTのアカウントにログインする
まずはChatGPTのウェブまたはアプリにログインしてください。
2.左下のアカウントボタンをクリック
画面左下にある自分のアカウントアイコンや名前をクリックします。
3.「設定(Settings)」を選択
メニューの中から「設定」または「Settings」をクリックします。
4.「一般(General)」タブに移動
設定の中の「一般」タブを開きます。
5.「レガシーモデルを表示(Show legacy models)」をオンにする
一覧に「レガシーモデルを表示」や類似のオプションがありますので、これをオンに切り替えます。
6.モデル選択画面で「GPT-4o」が出現
その後、モデル選択の画面に戻ると、「GPT-4o」が選べるようになっています。これを選択すると、GPT-4oでの利用が可能です。
このようにChatGPT4oを復活させる方法は比較的シンプルです。
ただし以下の注意点をご確認ください。
▶プランによる利用制限
GPT-4oはChatGPT Plus以上の有料プランでの選択肢に含まれる場合が多いです。
無料プランでは利用できないこともあります。
▶利用制限とメッセージ上限
GPT-5導入によりメッセージ数などの利用制限が設けられていますが、GPT-4oを選択した場合は別の制限があることもあります。
使い方には注意してください。
▶環境によっては表示されないことも
一時的にGPT-4oが選択肢に出ないケースもあります。
その場合はブラウザのキャッシュをクリア、再ログインやアプリの再起動を試すと改善することがあります。
これらの操作によりGPT-5ではなく、GPT-4oを使い続けたいユーザーは比較的簡単に復活させて利用可能です。
OpenAIもユーザーの声を反映して以前のモデルへのアクセスを一定の条件で復活させている状況です。
復活できても今後また利用できなくなる可能性はある?
2025年8月現在、OpenAIはユーザーの強い要望を受けて、ChatGPT Plusユーザー向けにGPT-4oを一時的に再利用できるようにしています。
ただしGPT-5の正式リリースに合わせて、GPT-4oやGPT-4.5といった旧モデルは基本的に廃止する方針で、画面上の選択肢からも削除されています。

つまり、GPT-4oはあくまで今例外的に復活しているだけってことか!
OpenAIは「利用状況を見ながら提供期間を決める」としており、近い将来再び使えなくなるか、より新しいモデルに置き換えられる可能性が高い状況です。
ChatGPT5から4oに戻したいとユーザーが思う理由は?
ユーザーがChatGPT-5からChatGPT-4oに戻したいと思う理由を、ネット上の声を参考に以下でまとめました!
1.対話の親しみやすさや温かみの違い
ChatGPT-4oは親しみやすく、会話に人間味や感情の温かみが感じられるのに対し、ChatGPT-5はより論理的で正直な応答を重視する設計で、冷たく無機質に感じるユーザーがいます。
4oのほうが「人格的」で使いやすかったという声が多いです。
2.モデル選択の柔軟性の喪失
ChatGPT-4oはユーザーが手動で選択できるマルチモーダルモデルであったのに対し、GPT-5は複数の思考エンジンを自動で切り替えるシステムに統合され、ユーザーがモデルを指定できなくなりました。
このため、自分に合ったモデルを選びたい人には不満が残ります。
3.使い慣れた操作感や応答スタイルへの愛着
長く4oを使っていたユーザーは慣れ親しんだ応答スタイルや操作感を好むため、急に5へ移行されることで「使いにくい」「馴染めない」と感じることがあります。
4.利用制限やメッセージ上限への懸念
GPT-5導入後、メッセージ利用回数に制限が強化されたことも、一部ユーザーの不満の原因になっています。
5.応答の正確性や創造性の違い
GPT-5は正確で誠実な応答を目指すため、創造性や自由な表現が制限されたように感じられる場合があり、これもユーザーの好みと合わないことがあります。
このように、ChatGPT-4oは「親しみやすく感情的な繋がりがあるマルチモーダルモデル」であり使いやすさや選択の自由がありました。
一方でChatGPT-5は「高性能かつ正直で信頼性の高いAI」ですが、ユーザー体験の面で冷たさや選択肢の減少を感じる人が多いことが、戻したい理由となっています。
複数のバージョンを選べなくなってしまった理由
ChatGPTで複数のバージョン(例:GPT-3.5、GPT-4、GPT-4oなど)が選べなくなり、GPT-5だけになった理由を以下でまとめました。
1.モデルの統合と簡素化のため
OpenAIはGPT-5の導入に伴い、複数モデルの選択機能を廃止しよりスマートで効率的な「単一の自動切り替えシステム」に移行しました。
これによりユーザーが複数モデルを手動で選ぶ必要がなくなり、システムの管理も楽になっています。
2.旧モデルの段階的廃止
GPT-4やGPT-4.5、GPT-3.5などの旧モデルは2025年前半〜夏頃にかけて順次提供終了となり公式に廃止されました。
これにより、ChatGPTのバージョン選択肢自体が削除されました。
3.統一されたユーザー体験を提供する狙い
GPT-5はこれまでのモデルの優れた点を統合し、最適な応答性能を自動的に提供するよう設計されているため、ユーザーにシンプルで高性能な体験を提供するための施策でもあります。
このように、モデルの統合・廃止とユーザー体験の簡素化、運用面の効率化を目的に、複数のバージョンを選べる機能はなくなりGPT-5に一本化された状態です。
今まで選べたバージョンの種類やそれぞれの違いまとめ
これまで選べた主なChatGPTのバージョン種類およびそれぞれの特徴を整理して見てみましょう。
バージョン | 発表時期 | 主な特徴・違い |
---|---|---|
GPT-3.5 | 2022年11月 | 初期の強力な会話型モデル。無料で幅広い用途に対応。 |
GPT-4 | 2023年3月 | GPT-3.5より大幅に性能向上。チャットプラスプラン向け。 |
GPT-4 Turbo | 2023年11月 | GPT-4の高速・低コスト版。より大きなコンテキスト処理も可能。 |
GPT-4o (ChatGPT4o) | 2024年5月 | マルチモーダル対応で処理が速い。テキスト・画像・音声を単一モデルで処理。 |
GPT-4o mini | 2024年7月 | GPT-4oの小型・安価版。GPT-3.5の代替として利用された。 |
o1、o1-mini、o3-miniなど | 2024年〜2025年 | 特定ニーズ向けに思考時間を増やすなど試験的・上位モデル。 |
GPT-4.5 | 2025年2月 | GPT-4系の大規模モデル。性能強化、ハルシネーション減少。 |
GPT-5 | 2025年8月7日 | 最新のフラッグシップモデル。すべての旧モデルを統合し、単一システムで自動切替対応。 |
2025年4月末にGPT-4はChatGPTから引退し、代わりにGPT-4oが正式な後継となりました。
その後、2025年8月7日にGPT-5がリリースされ、ChatGPTの基本モデルとして旧モデルの選択肢はほぼ統合されました。
【ChatGPT】今後の展開はどうなる?
今後のChatGPTの展開について、現状の動向やOpenAIの公式発表・業界のトレンドを踏まえて予測すると以下のような方向性が考えられます。
- GPT-5を中心としたモデルの進化と最適化
GPT-5を基盤に、より高精度で自然な対話性能の向上が続きます。
応答の質や表現の柔軟性、文脈理解力などがさらに強化され、ユーザー体験が向上していくことが期待されています。
ユーザーフィードバックを取り入れ、「冷たく無機質」と感じられた部分の改善や、感情・創造性のバランス調整も進められる見込みです。 - マルチモーダル機能の強化
テキストだけでなく、画像・音声・動画・さらにはリアルタイムのセンサーデータなど多様な情報を統合して処理するマルチモーダルAIの実現が一層進みます。
既にChatGPT4oで始まったマルチモーダル対応は、GPT-5でさらに高度化し、より直感的で幅広い用途に活用されるようになるでしょう。 - モデル選択の自動化と統合の深化
現段階で進むモデルの統合と「自動切替システム」が基本形となり、ユーザー自身が個別にモデルを選ぶ機会は減っていく傾向が続きます。
ただし、特殊なニーズがある場合には限定的に旧モデルや特化モデルへのアクセスが提供される可能性も残っています。 - 利用制限と料金プランの多様化
メッセージ利用制限や料金体系は、ユーザー層や利用目的に応じて細分化・柔軟化が進み、有料プランの付加価値サービスが強化される見込みです。
API利用者向けの機能も拡充され、ビジネス・開発者利用に最適化が進むでしょう。 - 社会的応用・規制対応の拡大
AI倫理や安全性への配慮、透明性の向上、誤情報対策など社会的責任を意識した対応がますます重要になります。
各国の規制やガイドラインとの整合性を取りながら、信頼性の高いサービス運営が求められるでしょう。 - ユーザー教育と支援の充実
新しい機能やモデル変更に伴い、ユーザーがスムーズに適応できるような教育コンテンツや支援サービスが強化される方向です。

OpenAIはユーザーの声を拾って柔軟に対応してくれているんだね!
このように今後はより自然で多彩な対話、多様なメディア対応、そして信頼性の高いAIサービスとして利用の幅が広がり続けることが期待されています!
まとめ
今回は『chatgpt4oが消えたけど戻したい!復活させる方法は?』について紹介しました。
▶【ChatGPT4o】復活させる方法
1.ChatGPTのアカウントにログインする
2.左下のアカウントボタンをクリック
3.「設定(Settings)」を選択
4.「一般(General)」タブに移動
5.「レガシーモデルを表示(Show legacy models)」をオンにする
6.モデル選択画面で「GPT-4o」が出現
▶複数のバージョンを選べなくなってしまった理由
モデルの統合・廃止とユーザー体験の簡素化、運用面の効率化を目的に、複数のバージョンを選べる機能はなくなりGPT-5に一本化された状態です。
▶【ChatGPT】今後の展開
今後はより自然で多彩な対話、多様なメディア対応、そして信頼性の高いAIサービスとして利用の幅が広がり続けることが期待されています。
最後までご覧いただきありがとうございました!