中国のアートトイブランド「ポップマート(POP MART)」の人気キャラクターシリーズ「THE MONSTERS(ザ・モンスターズ)」に登場する、「ラブブ」が日本でも話題になっていますね!
「ラブブはブサイクで可愛くないのに人気の理由はなぜ?」
「人気に火がついて流行の経緯や背景は?」
「ラブブの人気を支持している層は?」
など、気になっている方も多いですよね。
そこで今回は以下の内容で記事をまとめたので、ぜひ最後までご覧ください!
▶【ラブブ】可愛くないのに人気な理由
▶【ラブブ】流行の経緯
▶【ラブブ】人気を支持している層
【ラブブ】可愛くないのに人気な理由は?


「ラブブ」ってブサイクだし可愛くないのに、どうしてこんなに人気があるの?
ポップマートの代表格「ラブブ」の爆発的な人気ぶりをSNSなどで見て、このように疑問に思っている方も多いですよね。
ラブブが「可愛くないのに人気な理由」は、次のような複数の要素が重なって現代的な「アイコン的存在」となっているためと言えます。
- 「ブサカワ」=「不完全さ」の魅力
完璧でない個性的なデザインが逆に「かわいい」と感じるZ世代や若者文化に刺さっています。
昔ながらの「カワイイ」とは異なり、「ブサカワ(ブサイクだけど可愛い)」や『クセの強さ』を楽しむ多様性志向が背景にあります。 - 自己表現・個性重視のトレンド
現代の若い世代は「自分らしさ」「個性」を大事にし、普通や無難を避ける傾向が強まっています。
他とは違うキャラクターを持つことで「自分の個性を表現したい」という欲求を満たしている人が多く、「変わってて可愛い」「逆にオシャレ」と評価されています。 - SNS・推し活・ファッション性
セレブやK-POPアイドル、インフルエンサー(例:BLACKPINKリサ、リアーナなど)がバッグチャームやぬい撮りで活用したことにより、SNS映えと推し活トレンドと結びつき、爆発的に拡散しました。
Y2K(2000年代リバイバル)やカラフルなストリートファッションとの親和性も抜群です。 - コレクター心理・限定感
ブラインドボックス形式による「ガチャ体験」や、「レアアイテム」「限定品」などのコレクター心理を強く刺激します。
「全部集めたい」「どれが出るかわからないワクワク感」も魅力のひとつです。 - 完売・抽選・プレミア価格での転売による希少性
「可愛さ」よりも「限定」「レア」「推しの入手成功体験」こそが満足度やSNS自慢の動機につながっています。
特に「他と違うものを持ちたい」「価値のあるものを求めたい」という思いが、「希少なラブブ=欲しい・自慢したい」と強く結びついているのが大きな特徴です。 - 賛否両論・ネタ性・話題性
「可愛くない」「何がいいの?」といったネガティブな声もネットで多く議論され、その賛否両論自体がさらに話題となり、一度は話題にしたくなる存在になっています。
このように、ラブブが可愛くないのに人気な理由は、現代特有の文化・心理が複合的に絡み、ポジティブに「再解釈」された結果といえます。
従来の「可愛い=万人受け」の価値観ではなく、「好きな人がとことんハマる」「賛否があっても流行る」カルチャーが今の時代感です。
【ラブブ】流行の経緯

ラブブの流行の経緯を年表形式で見ていきましょう!
年・時期 | 主な出来事・トピック |
---|---|
2013年頃 | 香港のアーティスト、カシン・ルン(Kasing Lung)がラブブを絵本やギャラリーで創作・発表し、コアなアートトイファンの一部で認知され始める。 |
2018年 | 中国・POP MART(ポップマート)と提携し、ブラインドボックス形式で一般向け販売を本格開始。 限定版や多彩なシリーズ展開により中国・アジア圏で人気急拡大。 |
2020〜2021年 | COVID-19影響下で「おうち時間」需要、SNS・コレクションブームが加速。 美術館展示やイベントコラボも増加。 |
2022年 | 日本・韓国の若者層で「推し活」文化やY2Kファッションと結びつき流行。 バッグチャーム、ぬい撮り文化としてSNSで拡散。 |
2023年 | BLACKPINKリサ、リアーナら世界的セレブがラブブをSNSで紹介、世界バイラル拡散。 アメリカや欧州にも大流行が波及開始。 |
2024年 | POP MARTが欧米市場に進出、現地イベント・限定品展開も活発化。 アプリが米App Storeで1位を獲得。 グローバルファンダム化が進行。 |
2025年 | アニメ・ゲーム・NFTなど多角的なメディア展開を予告。 売上急増・コレクター市場拡大。 「ファッションアイコン」「新世代カルチャー」として定着。 |
特に2018年のブラインドボックスによる大衆展開開始、2022〜2023年のSNSバイラル・世界セレブ発信、2024年の欧米本格進出が大きなターニングポイントと言えます。
初期はアートトイ好きのコア層から、現在はZ世代・世界的セレブ・一般消費者まで拡大し続けているのが特徴です。
今後の人気の成長スピードは?
近年の成長実績は以下のとおりです。
年(期間) | 売上(USD) | 売上(日本円) | 成長率(前年比) |
---|---|---|---|
2023年 | $58M | 約81億2,000万円 | – |
2024年 | $423M | 約592億2,000万円 | 729% |
2025年上半期(TikTok USのみ) | $21.3M | 約29億8,200万円 | 1,828% |

成長率がすごい!
また、今後予測される成長スピードは以下のとおりです。
このように、2025年以降も年平均40~50%の極めて高い成長率が続くと予想されており、「新たな世界的カルチャーアイコン」としての地位を固めていくと考えられます!
【ラブブ】人気を支持している層
主にZ世代~20代前半の若者女性が、ラブブの圧倒的な人気の核となっています。
・アートトイ購入者の約32%が20代前半、全体の75%が女性。
・「自己表現」や「多様性」を重視するZ世代・20代女性に特に人気。
・SNSのバイラル拡散や推し活、Y2Kファッション、コレクション趣味が支持層を拡大。
・K-POPアイドルやインフルエンサーの発信が若年層への拡がりを強力に後押し。
世代的には「自己表現を重視しSNSで交流し合う現代的な若者」が最大の支持層です。
ラブブを支持する著名人まとめ
ラブブ(Labubu)を支持・愛用している著名人は、世界中のセレブやアーティスト、インフルエンサーに広がっています。
特に以下の有名人がその代表例です。

BLACKPINK リサ(LISA)
ラブブブームの火付け役として知られ、多数コレクションを所有。

BLACKPINK ロゼ(ROSÉ)
リサに続き、個人のスタイリングにもラブブを取り入れています。

BTS V(テテ)
公式Instagramやセレブリティイベントでラブブを身につけて話題に。

Stray Kids(フィリックス・ヒョンジン)
ステージ衣装としてラブブを使う姿がSNSで拡散。

SEVENTEEN ジョシュア
プライベートでも愛用し、ラブブと出かける様子をInstagramで投稿。

リアーナ(Rihanna)
バッグチャームとして愛用し、ラブブ人気を牽引。
デュア・リパ(Dua Lipa)
ファッションアイコンとしてラブブを取り入れている。
キム・カーダシアン(Kim Kardashian)
ラブブを愛用し、トレンドセッターとして注目されています。
オリヴィア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)
ブランドバッグにラブブを付けてSNS等で発信。
デヴィッド・ベッカム(David Beckham)
プライベートやSNSでラブブを披露し、話題に。
シモーネ・バイルズ(Simone Biles)
オリンピック体操選手としてもラブブ好きを公言。
ヒラリー・ダフ(Hilary Duff)
マドンナ(Madonna)
Lizzo(リゾ)
Hailey Bieber(ヘイリー・ビーバー)
Holly Madison(ホリー・マディソン)
このように、音楽・芸能・ファッション界を中心に、2025年現在も新たな著名人ユーザーが次々登場しています。
まとめ
今回は『ラブブのぬいぐるみは可愛くないのになぜ人気?流行の経緯は?』について紹介しました。
▶【ラブブ】可愛くないのに人気な理由
現代特有の文化・心理が複合的に絡み、ポジティブに「再解釈」された結果といえます。
従来の「可愛い=万人受け」の価値観ではなく、「好きな人がとことんハマる」「賛否があっても流行る」カルチャーが今の時代感です。
▶【ラブブ】流行の経緯
初期はアートトイ好きのコア層から、現在はZ世代・世界的セレブ・一般消費者まで拡大し続けているのが特徴です。
▶【ラブブ】人気を支持している層
ラブブの人気を支持している層は、圧倒的にZ世代(1990年代後半〜2010年代生まれの12〜28歳前後)と20代前半の若い女性が中心です。
最後までご覧いただきありがとうございました!